FXトレードの本質-2

短期売買型と長期保有型の2つのタイプがある、そう前項で書きました。
短期売買型は為替差益を積極的に狙うもの、一方長期保有型はスワップ益を狙うものだと言えるでしょう。

短期売買型の敵は、手数料とスプレッドです。一回の取引で何銭狙うかにもよりますが、仮に一回の取引で30銭を狙うデイトレードを行うとします。一般的な業者の手数料往復500円、スプレッド5銭の場合、30銭差益を取ったとしても込み込みで20銭分しか利益が残りません。つまり自分の努力のうち、1/3が毎回目減りしてしまうのです。

一方で長期保有型の敵は為替差損とスワップの減少です。スワップの受け取り額は為替の動きに比べるとかなり小さいため、1ヶ月程度の期間ではスワップ額が塵のように見えてしまうこともあります。これが半年、1年となってくるとそれなりの金額になってくるのですが、短期的な相場の動きに翻弄されてしまうことがあることは長期保有型のリスクの一つです。またスワップ額は常に一定ではありません。金利が下がったり、通貨の価値がさがることでスワップ額が減少してしまい、スワップの受け取りに収益性がなくなってしまうことがあります。
最近ではポンド/ドルで金利が逆転してしまい、ポンド/ドルの買い持ちはスワップを支払うことになりました。またNZ/円のケースですと、2005/12月につけた86円のときと2006/3月の71円のときでは、金利が変化していないにも関わらずスワップの受け取り額に20円以上もの差が出ていました。このように長期保有型にも大きなリスクが内在しているということをあらかじめ予測していなければいけません。
(このエントリーは2006年に執筆したものに手を加えています)