外貨投資を始める前に
外国為替って?
為替とは本来は現金以外の方法で貸借関係を決済するということを意味していました。いわゆる為替手形などと同じような使われ方ですね。外国為替といった場合も外貨を2者間で交換することを意味しており、輸入・輸出をなりわいとする企業に限らず、私たちのように外貨投資をしたりする場合には必要となります。
FXではこの通貨の交換を行うことで利益を目指す取引となります。仕組みをしっかり勉強していってください
為替はどのように売買する?
野菜を買いたいとき、みなさんはどうしますか?スーパーや八百屋さんに行くと思います。そこで野菜を買って円を渡しますよね。また外貨預金の場合は銀行に行って、ドルなりユーロなりを買って円を渡します。
さてFX(外貨証拠金取引)の場合は、どうでしょう?
FXの場合はインターバンクといって銀行どおしが外貨の売買をするのと同じような環境で売買をすることができます。また株や商品先物の場合は取引所を通しての取引きになりますが、FXでは取引所であるくりっく365を通すことも通さないこともできます。つまり取引所取引と、自分が契約したFX業者との相対取引を選択することが出来るのです。
相対取引とは?
FXで条件のいいFX会社を探すと相対取引の業者がほとんどです。取引所を通すくりっく365提携業者も悪くはないのですが、円の絡まない通貨ペアがほとんど取引きできないなど不便なことが多いためです。
相対取引の特徴としてある時点における「決まった値段」あるいは「正しい値段」というものが存在しません。意地悪な見方をすれば合理的なプライスが提示されるとは限りませんよということなのです。双方が納得して約定したレートならば、ひどいプライスだったとしても有効な約定ということになります。
よいFX会社を見つけるということは仕事のパートナーを見つけることと同じです。大きな意味があることは分かっていただけると思います。個人投資家の場合は取引業者の選択は最大のテーマの一つです。
取り扱いされる通貨
FXでは世界中で使われている多様な通貨の売買が可能です。もちろんあなたが契約した業者さんが取り扱いをしていることが条件ですけど。通貨はその流通量・信用・安定度からメジャー通貨とマイナー通貨に分類されます。
メジャー通貨は、基軸通貨であるドル・ヨーロッパ各国で流通するユーロ・そして日本円の3種類です。この中でもドルは2005年12月までのHIAの影響で他通貨に対して大変強くなっていましたが住宅ローンバブル(フロスとも呼ばれました)の終焉・石油価格の暴騰とともに経済が後退し、ドルも弱含んでいます。2008年3月に噴出したサブプライムローンの問題が決定的で、ドルは一時100円を大きく割り込みました。
マイナー通貨はそれ以外の全ての通貨ということになりますが、その中でも多くの業者で取り扱いされている通貨をあげると、英ポンド・スイスフラン・豪ドル・ニュージーランドドル・加ドルといったものがあります。それ以外の通貨も取引できますが、流動性が極端に低かったり、情勢を把握できないまま不測の損害をこうむる可能性もあるため取引には細心の注意を払う必要があります。
まずは現物から考えましょう
1ドル115円のときに1万ドルを購入したとします。取引にかかる手数料は一般的な銀行と同じ片道1円とします。したがって購入の時点で(115+1)×1万ドル=116万円が必要になります。
ケース1)
1ドル110円になった場合、円高になったといい、この時点で円転すると110×1万ドル=110万円に減少します。従って116万円-110万円=6万円の損失がでています。
ケース2)
1ドル120円になった場合、円安になったといい、この時点では120万円-116万円=4万円の利益がでています。
証拠金取引とは
さきほどの現物の場合と同じケースを考えてみます。
現物の場合は116万円を最初に用意しなければ、1万ドルを購入することはできませんでした。しかし結果だけをみるとマイナス6万円になったときにその損失を返済する資金さえあれば、ケース1でもケース2でも困らないともいえます。つまり現物を実際に購入する資金を用意しなくても、購入するのにかかった費用と売却したときの利益の差だけを決済すればよいことになります。これを差金決済といいます。そして、差金決済用の資金だけを口座に用意して売買を行うことを証拠金取引と呼ぶのです。信用取引を行う場合は自分の資産の何倍の資金を運用するかというのが、非常に大切になってきます。これをレバレッジというのですが、後述します。
レバレッジって?
レバレッジというのは、自分の資産に対して何倍の資金を運用しているかという目安です。仮に口座に500万円入っている状態でドルを115円で10万通貨購入すると115×10万÷500万=2.3倍となります。また同じようでもユーロを150円で10万通貨購入すると150×10万÷500万=3倍となります。もし口座に100万円しかなかった場合には、それぞれのレバレッジは115×10万÷100万=11.5倍、150×10万÷100万=15倍となって自分の資産に対してかなり大きい額を運用していることになってしまいます。
レバレッジをかけることはFXの大きな特徴の一つで、メリットにもデメリットにもなるのです。
レバレッジを把握することは資金管理の第一歩であり、FXに限らず相場で勝つための絶対の条件になってきます。
投資手法は後述しますが...
投資のやり方は人それぞれだと思ってください。何のために投資をするのか、資産保全が最大の目的であればレバレッジを1〜3倍にとどめて損が大きくならないように、高い運用成績を望むのであれば自分のとりうるリスク許容度に合わせて大きくレバレッジを取ればよいということです。
トレードのスタイルをどのようにするにしても"投資に絶対はない"と心に刻んで、損をしたときに再起不能になるようなやり方は厳に慎みましょう。