
スキャルピングの語源は[scalp]。goo辞書を引きますと、
…の頭皮をはぐ; 髪の毛を短く切りすぎる; 〔米話〕 利ざやかせぎをする
とあります。利益幅を小さく設定して勝率を重視し、売買を繰り返すことで利益を積み上げます。スプレッドの2,3倍の利益が取れるとすぐに決済してしまうことが多く非常に短い時間で取引を終わらせることを目指します。
スキャルピングで勝ち続けるのは大変難しいです。エントリー・クローズのタイミングはさることながらポジションの量、通貨ペア、時間軸などあらかじめ緻密な戦略が必要になります。
レバレッジをが高くとることが多く資金効率が命となりますので、あらゆる時間軸の投資の中でも損切りがもっとも意味を持ちます。いかに資金を回転させることができるか、これが収支を決定するのです。
スキャルピングの手法は大きく4つに分けられます。
逆張りを狙う場合、勝率は高くなるかもしれませんがマイナスになった場合(ブレイクアウトが起こっていると特に)比較的大きな損失を被る可能性が高いです。また順張りやブレイクアウト狙いの場合、トレードチャンスの半分かあるいはそれ以上は騙しになる可能性が高いでしょうが、勝ったときには値動きに応じて利益を伸ばすことが可能なため、残る利益は逆張りとそう違いはないかもしれません。性格やトレードに割ける時間などを個々人で考慮して最適なスキャルピングのスタイルを見つけることが大切です。
最後に指標狙いのスキャルピングはハイリスクハイリターンであり、FX取引会社によっては指標時のアクセスの集中によりシステムが停止したり、そもそも指標時だけを狙ったトレードを規約で禁止しているところもあります。ここではスキャルピングで利益を狙う方法としては取り上げません。
スキャルピングを行うことのメリットはいくつもありますが、一番大きなメリットは資金を長い期間リスクに晒す必要がないということです。FXを行う人が24時間為替の動きを監視できるとは限りません。
不意の損失を避けられるというメリットに加え、投資の格言に"利食い百人力"という言葉がありますように、確実な利食いを繰り返すことが成功の秘訣なのです。
また大量のテクニカル分析を展開できるチャートやシステムトレードの一般公開が進んでいる事情などを勘案すると、スキャルピングで利益を求めるトレーダーに追い風になっています。
スキャルピングのデメリットもその特徴に即したものが多いです。
一つ目に相場が動かないときは仕掛けることができません。ある程度上下動をしていて動きが予想できなければ、エントリーしてもクローズできず困ることになります。相場が凪の状態でも問題のないスワップ派の投資方法と対照的です。
二つ目は利益とコストのバランスが悪い点です。スキャルピングはその性質上、"小さな利益をコツコツと。うさぎと亀でいえば亀"という積み上げ型の人に向いているような印象を受けます。ですが、損をしてしまう人は売買回数が多くなり結果的に手数料やスプレッドが積み上がってしまうことが多いです。
伸ばせる利益をしっかり伸ばして一回の利益を最大化できない人は手数料やスプレッドに飲み込まれてしまいます。そのためスキャルピングで勝ち続けるためには勝てるシステム作りが急務になるのです。